親しみやすいクリニックと女性が輝くためのイベントで、女性の健康を応援します

希咲クリニック

―先生の事業について教えてください。

大阪梅田の十三駅で産婦人科のクリニックを経営しています。当院の特徴は、診療技術や実績よりも、まずは女性が通いやすいよう垣根をできる限り低くしていることです。産婦人科って怖そう、お医者さんって冷たそう。そんなイメージを払拭したいと思っています。

カフェで友達に悩み相談をするような感覚でお越しいただけるよう、雰囲気づくりを工夫しています。

―日本でクリニックを開院されたきっかけを教えてください。

私はマレーシアの貧困家庭で育ち、その環境をなんとか変えたいと思い、18歳で来日しました。行先に日本を選んだ理由は、優れた製品を作れることや、戦後何もないところから世界有数の豊かな国になったことに興味をもったからです。

来日後は日本語の勉強とアルバイトに猛烈に取り組み、北海道大学の薬学部そして大阪大学医学部で学んで医師免許をとりました。

とにかく挑戦の一心で歩み続けた結果、人のご縁にも恵まれ、病院勤務を経て、自身のクリニックを開業することができました。

―女性の健康のために尽力される姿勢がすばらしいですね。

日本に暮らして30年、この素晴らしい国で夢を実現できたことへの恩返しができたらと思います。

診療で思うことは、患者さんに、健康についての正しい情報を知ってもらいたいということです。インターネットの安易な情報や、噂話を鵜呑みにするのではなく、ご自身の考えをしっかりともち、正しい情報を知って、自ら判断をしてほしいのです。

また、女性の皆さんに、もっと輝いてほしいですね。輝くことを目指すと、必ずその土台として健康が大事なことがわかります。私は女性が輝くためのイベントも主催しています。一般の女性がランウェイを歩いたり、ダンスを披露したりする中で、ご自身の美と健康を意識して磨くことに価値があると考えています。

―美コラに協賛企業としてどんな期待を寄せていますか。

美コラが、女性の健康のことを本当に考えて企画をしていることを知り協賛を決めました。ぜひ美コラをきっかけに、女性のリーダー的な存在の方とお会いし、私の活動とコラボレーションをしていただけたら嬉しいです。

ビジネスのことで言うと、これからは物を売る時代ではなく、ストーリーで売る時代です。輝いている女性のストーリーには、共感する人も集まってくる。私はそんな女性たちがもっと輝き、活躍するための舞台をご提供したいと思っています。