インタビュー

ママの社会参加と自己実現を応援する、28万人規模のコミュニティ運営

株式会社マザープラス

―御社の事業について教えてください。

当社はマザープラスという、全国の子どもを持つママが会員のコミュニティを運営しています。

ママ同士の交流から、企業のマーケティングリサーチへの参加、さらには講師やクリエイターとしてご自身のスキルを活かして収入を得ていただくことまで、ママが社会と繋がり、夢を叶えていくための仕組み作りを行っています。

また、全国のママ団体と提携し繋がり合う「ママノユメ」や、児童発達支援施設「キッズプラス」など各種事業を展開しています。

―創業の経緯とここまでの歩みを伺えますか。

私自身が二児の母として子育てに奔走する日々を過ごしていました。その中で次第に自分が社会と繋がっていく姿をイメージできなくなったのです。

これに危機感を感じたことで、次男が生まれてしばらく後に、まずベビーマッサージ教室を開きました。2年間教室を主宰する中で、ママたちには無限のポテンシャルがあるのに、赤ちゃんを抱っこしているというだけで社会の生産人口に入れてもらえないという課題を感じたのです。

そこで、ママが輝ける機会を創造する会社を立ち上げようと2008年にマザープラスを設立しました。

学びの講座や、ハンドメイド品を販売するマルシェが人気となり、マザープラスは徐々に規模を拡大していきました。そして会員数が5,000人を超えた頃、企業から人材紹介や、ママの声を商品開発に活かしたいとリサーチやアンケートの依頼が届き出したのです。

社会にママの存在が必要とされ、活躍できる世の中にするという思いを叶えながら、現在の28万人規模のコミュニティにまで成長してきました。

―ママ同士の横の繋がりも作っておられますね。

私たちと同じように志を持ち、子育て支援や女性支援の活動をするママ団体は全国にたくさんあります。そうした皆さんの個としての価値を守りつつ、志の部分で共有しているのが「ママノユメ」というコミュニティです。

ここではお互いのノウハウを学び合い、応援し合う関係性を作っています。提携先は現在82団体あり、非常に活発に交流をしています。

―これからの夢を教えてください。

一番は、自己実現をしながら稼ぐ幸せなママを増やしていくことです。

ママたちが子育てをしながら視野や世界を広げ、主体的に生き、新たなチャレンジをしてほしいと願っています。そのために今後もマザープラスのコミュニティを拡大、活性化していきたいと思います。

インタビューを受けていただいた方

代表取締役
巽 房子 様

株式会社マザープラス
〒541-0056
大阪市中央区久太郎町3-5-5
丸忠第一ビル303号
連絡先:letter@motherplus.net